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人間の情報処理のパターンは粗くいうと、3つに分けられます 。 1.「目」で理解するタイプ(ビジュアル指向) 2.「耳」で理解するタイプ 3.「感覚」として理解するタイプ(体験指向) このことについて経営学者のドラッガーは、部下が上司とうま く付き合うコツとして 次のように書いています。すなわち… 部下は上司の癖を見抜かねばならない。 その上司が「目」で理解するタイプなら必ず、メモで報告する。 上司が「耳」で理解するタイプなら口頭で解説する。 その逆をするとコミュニケーションが成立しないので気をつけろ、と。 そしてまれに、しゃべりながら確認したいタイプの上司(体験してじっくり味わう)がいる…。 これはNLP(神経言語プログラム)といって、 アメリカでは心理学、ビジネス、教育などの分野で活用されているものです。 では教育の現場にフォーカスしましょう。 教室にはいろいろなタイプの生徒・学生がいます。 日本人は、「目」で理解するビジュアル指向が多いといわれますが 「耳」や「感覚(体験)」で理解するタイプももちろんいます。 特に「感覚(体験)」で理解するタイプは、じっくり考えて納得するタイプなので注意が必要です。 「目」で理解するタイプと比べると、どうしても反応が遅くなります。 もし教師が、「目」で理解するタイプですと、ミスマッチが起こる可能性があります。 (職場でもそうです。ビジュアル指向の上司・同僚ばかりがいるオフィスに、 「感覚(体験)」で理解するタイプの人が入社すると、ちょっとキツイです。 コミュニケーションがうまくできず、あるいは誤解されて、長続きしないということも…) だから授業をする際は、そうした3タイプの知覚に訴えるような要素が必要です。 そうすればどの子どもにも対応できます。 アメリカの教育にはNLPが随分応用されていると聞きました。 私の授業は、PowerPointで「目」に訴え、効果音で「耳」に訴え、 かつ、書かせたり、両手で脳をイメージするなど、体感的な要素も取り入れるよう工夫しています。 TOSS代表の向山洋一先生の勉強会で、私なりに学んだことです。 こうして「フリーター・ニートになる前に読む本」ができあが ったのです。 |