アセンブラ言語の仕様改定のポイント
CASL→CASLⅡの主な改定ポイントです。詳しくは仕様を見てください。
1.ハードウェアの仕様(計算機COMETをCOMETⅡとする)
- 語のビット番号については、右端(最下位)から順に0,1,2,・・・,15とします。
- 命令語の語長は、1又は2とします。
- 汎用レジスタ(GR)の個数と、プログラムカウンタ(PC)の機能を変更します。また、
スタックポインタ(SP)はGRから分離します。
- 桁あふれ(オーバーフロー)を定義し、フラグレジスタ(FR)にオーバーフローフラグ(OF)を新設します。
- 機械語命令
- 論理加算、論理減算、Supervisor Call、No Operationなどの命令を新設します。
- 一部の命令について、レジスタ間の演算を新設します。
- 一部の命令について、命令コードや命令の機能を変更します。
2.アセンブラ言語の仕様(言語CASLをCASLⅡとする)
- ラベル名は、8文字まで指定可能とします。
- アドレスの記述として、16進数定数とリテラルによる指定を可能とします。
- 一つのDC命令で、複数の定数を記述可能とします。
- マクロ命令IN,OUTでの入出力領域の長さを、80文字/レコードから256文字/レコードとします。
- マクロ命令EXITを削除します。
3.ハードウェアの拡張仕様、他
現在、マイコン応用システム設計に関連する問題だけで出題されている仕様の部分は、全て削除します。